2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.10の複線図
no10は配線間違いの多い確認表示灯(パイロットランプ)がポイントとなります。確認表示灯(パイロットランプ)の詳細は確認表示灯(パイロットランプ)のページで説明しておりますので、ぜひ理解をしておいてください。
2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.10の複線図を覚えよう
さて、簡単なおさらいから。確認表示灯(パイロットランプ)の配線方法には、常時点灯、同時点滅、異時点滅の3種類があります。漢字からわかる通り、常時点灯は常に電気が付いている状態で同時点滅はスイッチと同時に点滅するすなわちスイッチをonにすれば確認表示灯(パイロットランプ)が点灯してスイッチをoffにすれば確認表示灯(パイロットランプ)が消灯するということです。異時点滅はスイッチのon/offによって確認表示灯(パイロットランプ)がoff/onと逆の動きをします。
no10の問題では、特記に同時点滅とするとあるので、スイッチのon/offで確認表示灯(パイロットランプ)がon/offすることになります。さあ、それでは単線図を複線図に展開していきましょう。
接地側の白線からいきましょう。確認表示灯(パイロットランプ)も負荷ですので、電源から直接つなげますよ。今まで散々言ってきた接地側(白)はコンセントと負荷ですので、スイッチを飛ばしてコンセントにもつなげます。
非接地側の黒線はスイッチ、コンセント。コンセントって常に電気が通電してる状態ですから白線と黒線が電源から直接つながります。
残りのスイッチの片方を確認表示灯(パイロットランプ)を経由して負荷につなげます。
これで完成です。後はこの複線図を元にして、工具を使いケーブルと部材を組み立てていけば良いわけです。
工具や部材を触れない時間(移動時間とかトイレとか)で複線図を覚えて、帰宅後や休日などの時間のある時にはなるべく工具と部材をいじり、製作作業に慣れるようにしておいた方が良いですよ!
一通り理解し終えればあとは繰り返し覚えていくだけです。残り3課題。ファイトー!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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