2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.8の複線図
2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.8の複線図を覚えよう
一般財団法人電気技術者試験センターで発表されている28年度の第二種電気工事士技能試験の候補問題にはリモコンリレーの個所のケーブル指定がされていないためno8の問題は2パターンあります。電気工事士の実技試験は13課題となってますが、ある意味14課題分覚える必要があります。
2パターンありますがそろそろ単線図を複線図に変えるのにも慣れてきたでしょうし、特に難しいこともないと思います。本番は技能試験問題の施工条件をしっかり読んで作成してください。
では一つ目のパターンから見てみましょう。
施工条件でケーブルが3本の場合
展開図は下の通りです。
接地側の白からつないでいきます。
次に非接地側。電源から端子台3個につなげます。
残りは各端子台の一方に対応する負荷につなげて、アウトレットボックスで結線させます。
これがリモコンリレーにつなげるケーブルが3本(VVF 1.6-2c×3)の場合の複線図です。
施工条件でケーブルが2本の場合
展開図と接地側の複線図は上のケーブル3本の場合と完全に同じになります。
端子台(リモコンリレー)の非接地側がケーブル3本の場合と2本の場合で異なります。ケーブルが2本の場合は端子台に「わたり」を入れる配線図になります。端子台ーの一番上(イ)の箇所につなげたら、1個飛ばしでわたりをいれます。
後は3つの時と同様各端子台に対応する負荷にケーブルをつないで結線します。
これがリモコンリレーにつなげるケーブルが2本(VVF 1.6-2c×2)の場合の複線図です。
ケーブルが3本と2本の場合を比較してもそこまで大きな違いは無いので、複線図を覚えるのもそれほど難しくありません。あとは、実際の試験の緊張感の中で、施工条件を間違いなく読んで、混乱なく確実に施工することができれば問題ありません。
覚えたての時は時間を気にする必要はありませんが、合格には技能試験の作成時間を本番前までに30分以内で作れるようになっておくことが必要です。単線図を複線図にする時間は最終的には2~3分位が望ましいですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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