2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.2の複線図
2016年(平成28年度)第二種電気工事士技能試験No.2の複線図を覚えよう
No.2の単線図を複線図にしてみましょう。このNo.2もNo.1と同様そんなに難しくありません。が、パイロットランプが出てくると複線図が少し厄介なことになります。パイロットランプには「常時点灯」と「同時点滅」と「異時点滅」の3種類があります。
第二種電気工事士の技能試験では「常時点灯」と「同時点滅」しか出題されたことはないので、当サイトでは「常時点灯」と「同時点滅」のみの説明をします。(別のページで)
さて、ではNo.2の複線図に戻りましょう。右上にパイロットランプがあります。特記には常時点灯とありますのでそこに注意してください。
それではまずは展開してみましょう。
単線図を見ると2口コンセントから左の壁付きコンセントにつながっているので、コンセント同士のつながりは下のようになりますよ。
接地側(白)の電線を書いていきます。「ランプレセクタプル2つ」と「パイロットランプ」「コンセント」につなげます。ジョイントボックスが2個あるのでそれぞれに結線が必要です。もうそろそろ大丈夫ですよね?
次は、非接地側(黒)です。非接地側は「コンセント」と「スイッチ」につなげます。ところが、パイロットランプが常時点灯という条件があるので、非接地側をパイロットランプにつなげる必要があります。これがNo.2のポイントです。パイロットランプを常時点灯させるには接地側と非接地側の両方を直接つなげなくてはなりません。
スイッチを介しての接続だと直接つなげているようには思えないかもしれませんが、スイッチを挟んでいても直接つながってるとみなします。ということで、非接地側はこうなります。
最後は残っているランプレセクタプルとスイッチの片方をつなげて完了です。各ジョイントボックスに結線が必要ですよね。
パイロットランプが出てきたときはいつもと同じパターンではなく、ちょっと複雑になるのでわからなくなる方もいるかもしれませんが、パターンさえ覚えてしまえばどうってことはないので、パイロットランプの「常時点灯」と「同時点滅」の2種類のパターンは必ず覚えましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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